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コミュニケーション・ブレイクダウン

ABC & XYZ... というわけでCOILの話。

まず自分用のディスコグラフィ~
きのうUST見ながら、あまりにも曲名と収録アルバム名が一致しなくて「あれ?あれ?」ってなりっぱなしだったね!


ROPELAND MUSIC
ORANGE&BLUE
AUTO REVERSE
ALL ERASE OK?
0・10
LOVE
SINGLES+
CINEMA
ギャルソン
Vitamin C
ソナチネ・ボサノバ・カフェラテ(ミニアルバム三部作)


三部作だけもってない…しょぼん
けど、あとはもってる。ふりむけば長年の大ファンである。
ロープランド出たのが99年、三部作が2011年。
途中ベストとかB面ベストとか挟むけど、COILは多作だな!
サダソロも二枚あるし福耳もあるしだいぶすげーな!

(続きます。長いよ!)

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ぽいの壁

こないだNOVELSをはじめて見て、
まあ一曲だけだったからそこまで詳細は覚えてないんですが、
あの状況でたった一曲しかできないのにテンションの持ち方がうまい(飲まれず行き過ぎず)だなーと思って、なかなかいいバンドかも!と感じたのでありました。
ベースの人上手だった。

でも、ホームじゃないからこそ全員が味方だったんだなぁってことに気づきましてね!(遅い)
あの場にいる人は全員作品ファンだから、NOVELSって誰?この曲知らない!て人はいないわけで、むしろある種の思い入れをもった人しかいないわけで、普通のライブイベントよりぜんぜん大歓迎だった、というわけで…
だからNOVELSが実はよろしくないってことではないんだけど、
やっぱその畑で見ないとわからんよね!

つまりNOVELSちゃんと見てみたいよ!って話でした。キリッ


さんざん「バンプっぽい」と言われてるけどどうなんだろう。
ミッシングリンクしか知らないけど、たしかに初期バンプを感じないこともないけど、似てないっちゃ全然似てないんだけど(声が似てるだけだと思う)、一度「バンプっぽい」と言われるとなかなかその先入観を拭えないので困ったもんですね。

てか、そういう系統のバンドが出るたびに「バンプっぽい」と言われる状況はいつまで続くんだろう?
バンプっぽいバンドどれだけいるんだよ!とも思いますが、
「バンプっぽい」と言われたらなんとなーく音の感じを予想できてしまうのも事実。
本人達にしてみれば「なんとなく」じゃなくて突っ込んで聴いて!だろうけど、なんとなくわかるしな…というところから、聴き手があえて踏み込む理由が見つかりにくいのも事実。
文字にしてみたらかなり冷たい心理でオラびっくりしたぞ!


あくまで個人的な感覚ですけども、いま出てきてる世代に言われる沢山の「○○っぽい」の中でも「バンプっぽい」「スーパーカーっぽい」「ミッシェルっぽい」の壁ってなかなか手強いよなーーと思ってまして。
それがいいとか悪いとかじゃないんだけど、うーん壁だな、と思ってまして。

つまりはアレかね、無意識に「○○よりもすごいバンド」を求めるから、「○○っぽい」とか「○○好きなら好きそう」とか言っちゃうんですかね。で、すごくないと「やっぱ○○だよね」ていう流れになっちゃうんでしょうかね。これはすごい!ていう新しいバンドに出会いたい期待感と、元の「○○」が大好きなゆえに、比べて安心しちゃう保守感みたいな。

文字にしてみたらかなりもったいない心理でまたびっくりしたぞ!
でも全てのバンドを平等に並べるなんて…そんなことできないもん!それに(以下それぞれのバンドに対する思い入れを10万字でまとめる)!というきもちわるい音楽オタの皆さん(自分含む)は、とっくにそんな心理と折り合いをつける方法を手に入れているのだろうと思っております。




this is certain our song !!

行けてないんですけど、記念?にペタリ

1. 24 Years Old
2. Kiss Me Again
3. Liberal
4. Me,We
5. Rigth Riot feat.Kj
6. Put Your Hands Up
7. Kids Are Alright
8. Today


うっわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

とだけ、言っておく!
猛烈に「行けばよかったあああ」みたいのは、不思議とあんまりないな。
時間が経ってもAIRはAIRなのだな、と思ったというか。


で、今までひとつ気になっていた…というか、もしや符合するのかな、と思っていたことがあって、ちょうどいい機会なのでメモっておきまーす。



ベスト(チョッキの事じゃないよ)

去年の個人的ベストアルバムはふくろうずの「ごめんね」にします の件。

・ふくろうず「ごめんね」
・MO'SOME TONEBENDER「STRUGGLE」
・DE DE MOUSE「A journey to freedom」
・のあのわ「MAGICAL CIRCUS」
・BUMP OF CHICKEN「COSMONAUT」

これだ!これです!昨年、ワタシがもっとも聴きまくった5枚!
(バンプは時期的に年明けてから聴いたけど)

レビューとまではいかんですけど、軽く思いのたけを。

ふくろうず「ごめんね」から、意外に思われそうだけどこれは不動の一位。入り口は曲単体の「ごめんね」がラジオで流れてたので。聴いた時「ずっとこの曲を聴きたかった!!」と思ったので。なんか、もう百年ぐらい前からこの曲を待ってたような気持ちがしたので。アルバムについても、その感覚がまったく変わらなかったので。変な言い方だけど、たとえばふくろうずがこの先いっさいリリースせず解散したとしても、この1枚で自分は一生ふくろうずを聴き続けるであろうというたぐいのアルバム。にもかかわらずごめんねワンマン行けなかったのが悔しすぎるボケー。一位からいきなり内容が電波なので次、MO'SOME TONEBENDER「STRUGGLE」、モーサムイズバック!傑作!書くことあんまりない。「モーサム?よく知らないけどロック大好きなんです」とか言う奴はカナダでグリズリーに襲われればいい。いっぺん死んだバンドの、死ななかった部分でできた純度MAXの名盤。ついでに酔いどれももちゃんの「未来は明るいよ」は名言。骨は大事にしてね!次、DE DE MOUSE「A journey to freedom」、これも「やっと出会った!」ていう1枚。同じ系統の音楽あれこれ聴いて「かっこいいけど(自分的に)何かが惜しい」みたいな感想を抱きがちで現在に至った残念な気分がようやっとなくなった。全部ツボ!本人もツボ!色んな意味で、去年一番熱狂したアルバム。どうでもいいけど「new town romancer」の『♪ぽぽぽぽい ひゅ〜』の部分を聴くたび「この人絶対ファミコンやりこんだタイプだ」と思う。実際どうなのかは知らない。のあのわ「MAGICAL CIRCUS」、このバンド(楽団か)を好きなのは、影を描いて光を見せるのではなくて、光を光として描けるから。部分を歌って全体を肯定するエネルギーがあるから。自分がほかに聴くろっくみゅーじっく…というものはよく「ものっすごい絶望の中のチラ光」にスポットを当てがちだったり「セイブミー」「ろくでなし」「クタバレニンゲンドモ」などと言いがちなんだけど(それでも聴くんだけど)、のあのわには『それもこれもみんな喜び』っていう強い芯がある。ここまで『喜び』を堂々と歌うバンドは他に思い当たらない。あと、ライブでゆっこちゃんが近くに来ると、男女問わず目がハート!さいごBUMP OF CHICKEN「COSMONAUT」、これも待ったな…単純に時間的な意味で…。で、なんというか、ふじくんが三十路になったなっていうアルバム(笑)ふじくんの手紙ソング(いつも誰かへの手紙のような歌の意)は「ダイヤモンド」から「魔法の料理」まで一貫して手紙のまま、正直に人生に沿っていくね。しかし、三十歳で『君の願いはちゃんと叶うよ』とか言ってたら四十歳のふじわらはさだまさしみたいになってるんじゃないだろうかと思わないでもない(※アイラブさだまさし)。バンプがバンプを守り続けていることに感謝したいアルバム。
以上5枚、2010年の良き出会いでありました!


なんとなく雑誌のレコ評ぽく書いてみようと思ったら、
改行のタイミングをはかりかねるままになんとなく長くなった。
全てはノリ。



未完成VS未完成 RSR2010思い出メモ

遅れるにもほどがあるぐらい遅ればせながら、RSR2010。
自分が見た(と思ってるものを含む)をメモっちゃうぞ!
せめて9月中にという魂胆が見え見え。

■8/14■

dustbox
ONE OK ROCK
LOVE PSYCHEDELICO
OGRE YOU ASSHOLE
GRAPEVINE
the pillows
聖飢魔Ⅱ
スチャダラパー

■8/15-16■

TOKYO NO.1 SOUL SET
BBBB
DE DE MOUSE
山下達郎
(テント聞き)曽我部恵一BAND
斉藤和義
BEAT CRUSADERS
the HIATUS
EZOIST
BOOM BOOM SATELLITES
9mm Parabellum Bullet
DJ TASAKA-HIROSHI KAWANABE
ASIAN KUNG-FU GENERATION


枠ってなんですか

ビークル お前もか


(追記 たかだめたるがポツリ言ってたのは、これだったんか……)


まあ…なんというか…
特別ビークル大好き!!!ってほどではなかったけど、そら動揺しましたよね…
今までありがとう☆とか言われると切なくもなりますよね…
ゆら帝に続く「やりきった解散」(散開だけど)ですね。

普通のおじさんに戻って、どうするんだよー!!!(本音)

ビークルを見続けてきた人は「やりきった感」がわかるのかな?
それとも「まだやる事あるだろ!」って思う人が多いのかな?

ナカノさんがあちこちでゆら帝の解散がショックだと語っておられますが、「やりきった解散」について、円満な理由だなって納得するのと、だからって解散すんなよって思うのと、そのバンドにもよるだろうけど、ビークルの場合はどっちが多いんですかね。
だってどんな理由であれ、好きなバンドの解散はイヤだろー!!
ワタシは確実に「ちょっと待てー!!」って最後までぐだぐだ言う派です!!(ノ∀`)

ちなみに朝日の記事を読んで、ぶんぶんは死ぬまで解散しないな……と思った。
あの人たちはもうニコイチでぶんぶんサテライツっていう生き物ですね。
「一生ぶんぶんします!」みたいな。ライブDVDのオフショットが前枠後枠みたいに見えてきてるから間違いない。ふたりの人生がすでにサイコロの旅。
くるりもそんな感じよね〜 一生くるりします!だよね〜
(岸田は案外言いそう。さとちゃんが意外と冷静に「せえへんよ」とか言いそう)

そういや、スーパーカーの時は結構「やりきった」でわかったな、ワタシ。
もうスーパーカーはスーパーカーじゃなくてもいい感じになってきてたもんね。
だけどビークルは先が読めないな…


普通のおじさんに戻って、どーすんだよーーーーーーー!!!!!(二度目の本音)

春だ一番!第一弾発表

andymori
UA
エレファントカシマシ
オーサカ=モノレール
オリジナル・ラヴ
Curly Giraffe
キノコホテル
清 竜人
グループ魂
KREVA
GRAPEVINE
Cocco
斉藤和義
ZAZEN BOYS
THEATRE BROOK
school food punishment
dustbox
Char
チャットモンチー
the telephones
TOKYO No.1 SOUL SET
the pillows
PLASTICS
bloodthirsty butchers
THA BLUE HERB
ホフディラン
MASS OF THE FERMENTING DREGS
ムーンライダース
LOVE PSYCHEDELICO
LOOPA NIGHT
LA-PPISCH
WAGDUG FUTURISTIC UNITY
-----

以下ほぼ私信>
1 オーサカ=モノレールだ!さっぱり思いつかなかった。
2 ホフ!!!ハッシンから出てたんだねー 遠距離恋愛聞きたいなー
3 全員にあてはまりそうでやっぱりわかんない(笑)
4 グループ魂だな
5 深夜が合う人は多いけど「ゆるやか」でわかりません いっそルーパ

とりあえず吉村!ブッチャーズで出れてよかったね!(´∀`)
去年マジであれからスタッフを脅sいや話し合った成果に違いない。
まあ、枠はどっさり残ってるからな!これから!これから!(゜∀゜)
つか、テナーの「ないよ」は本当にないのか!

ぶんぶん!!!!!!・゚・(ノД`)・゚・。

でれっでれ

しながら帰ってきました…!
勢い余ってフラゲなんかしたの5年ぶりぐらいじゃないか!当然みゅじかも買った。たまってたポイントで相対性理論を買うはずだったのになぜかGARIを買ってしまった。



店頭で見本(※ただの厚紙)を手に取っただけで動悸息切れがして、会計から帰り道ずっとでれっでれしながら歩いてきましたよ……新しいぶんぶんの音源というだけでテンションが普段の18倍ぐらいにたまらんことに!で今開封してますがジャケが無敵のかっこよさ!ちょっと「何枚めくればCD出てくんだよ」って思わないでもないがかっこいい。うっとり。モノ作りのはしくれなれば、彼らの創作姿勢と音楽愛には深い深い尊敬の意を表したく思います。

い、今から聴くけど…

聴くけど…その前に心の準備を深呼吸を…
でないとぬっ殺されるスーハースーハー(そして押せない再生ボタン)

(追記)
訳詞むっちゃくちゃ書き直されて別物になっとるがな!!!!!!!
Dive for youとかはいいと思うけど、40とかドレスライクはオリジナルのほうが好き…かな…
とにかくPush eject→JOYRIDEの流れが神すぎる 窒息する すごすぎて言葉にならん
こういうどブレイクビーツはもうライブじゃ聴けないんだろうか…
しかしかっこいいなぁ…

志村會

に、行ってきました。

 チケット(!)とポストカードくれた(短期間によく…)

着いたのが7時20分ぐらいで、ホールに入ったのが8時ジャストぐらいだったかな…

並んで並んでホールの扉が見えたときは、深呼吸してしまった。
でっかい富士山と志村の写真を見たら、ドキッとしてしまった。
写真がポーズ的にも視線的にも、やあよく来たね、みたいな雰囲気で、それがまたドキッとした。

座席のあいだをつづら折りに進んで、じわじわっとステージに近づいていくのが、ちょっとずつ心を決める時間のようで名残惜しかった。ステージにたどり着いたら、きちんとお別れする時なんですよ、と言われてるみたいな進み具合。
ずーっと泣いてる人や、ステージの方を見れないでうつむいている人や、どんな顔したらいいか困ってるみたいな人や、いろんな人がいた。誰もしゃべらないで、ぞろぞろ……ていう足音と、ひかえめにフジの曲が流れてるだけ。静かだった。

並んでる間はまだウソみたいだなーと思ってたけど、親族の方に一礼して、ステージ前に立って花を置いたら、ウソじゃないんだなーと思った。って冷静に書いてるけど、


志村ぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


って思いました。涙が止まらんかった。

死んじゃうって究極にどうしようもないな、このどうにもならなさはどうすればいいんだ!!
とも思ったし、でもまあ、遅かれ早かれまた会えるよな、とも思った。
ステージ前にいた数分間で、ホントウにいろんなことを思った。
志村はあと何が作りたかったんだろうなとか、死んだ後って何してんのかなとか。

最終的には、どーんと飾ってあった写真があんまりかっこいいので、なんかだんだん腹立ってきて(笑)、ちっカッコつけやがって!という気持ちになって、いつかまた会おうぜ変態、と思いながら、軽く手を振って帰ってきた。生きてた時と変わらん。

歩ける足があるという自分のあてどもなさにびっくりしながら帰ってきた。
星がちらちら見えてたので、例によって、無責任でいいなラララ〜って歌いながら帰ってきた。

今日という機会があってよかったです。 R.I.P

少し思い出すものがありました

思っていることをそのまま書くであります。


まず、そういう知らせのたびに「は?嘘?」ていう感想が一番先に立つから↓も、うそだーと書いてありますが、そんな誤報が全国レベルで流れるわけもないので、うそじゃないのはニュースを確認した時点でわかってるんですけどね。でも、あちこちの書き込みでも「嘘だ」「信じられない」がダントツに多かった。そらそうだ。信じられない。嘘じゃなくても信じられないもん。呆然とするだけでした。

直接の友達とかの話ではないから、公式のコメントを待つしかないし、まして葬儀(…もしや今頃)に立ち会うわけでもないので、いつまでたっても実感がわかないまんま「ああ、あの人はもういないんだよなぁ…」とじわじわ思うことしか、こっちが事実を事実として、嘘ではないと信じる方法がない。ので、信じらんねーよ!という気持ちのまま、ひとりでにけっこうな時間が流れていく。

ボスのこともアベのことも同じで、「亡くなった」とはわかってるけどまだ実感がない。ていうか実感てなんぞや。わかってるのは、どんなミラクルが起きてももう二度と会えることはない、ということのみ。

新聞のお悔やみ欄を見ると、わりと、みなさんそれなりに長生きして亡くなっている。その中に20代とか、たまに一桁の方が混じっているのを見かけると「まだ若いのにな」と思ってしまうのは普通なんだと思う。29歳は、死ぬにはまだ若い。しかもこないだまでピンピンしてたのに。びっくりした。

同年代の自分は今日もまだ生きていて、85歳のおばあちゃんもまだ生きている。
でも志村はなんでか死んでしまった。なんでだ。アベの時も書いたけど、死因とか物理的理由の「何故」ではなくて、ただただ「なんでだ」というなんでだ。ちょっと志村。なんでだ。
寿命とか運命って言葉があるけど、そういうことなのか、そういうことだよな、と思うしかないんだな。志村は12月24日に亡くなることになってた。いやいや、なんでだ。

こっからはちょっと想像が混ざるけど、

なんかまだ、志村は自分が死んだことに気づいてなさそうな(笑)
スタジオの隅とかでポケーと突っ立って「みんなおはよう!……アレ?」みたいになってんじゃないかと思う。「ギターが持てないぞ?」とか、マンガオバケみたいなベタな行動してるんじゃないかという気がして仕方がない。志村だから。UFOの軌道に乗って以下略かもしれない。

いつもどっか、変態なわりには向こう側の透けて見えそうな、半分空気でできてるみたいな奇妙な存在感の人だったよね。だから意外と、本来の居場所に戻っていったのでは、とか、「死んだ」って言葉が似合わないなーーー、と思う。

死んでしまったけど。


『東京の空の星は見えないと聞かされていたけど 見えないこともないんだな』

というフレーズを、会社帰りに、たまーに、たまーーに思い出していた。
こっちに来て星の見えなさにマジでずいぶん驚いたので、「いやいや見えねーよ!」とよく心の中でツッコんでいた。ウソつけ志村、東京では星は見えんぞ。マジで。

でも冬になって、晴れ続きのこないだ、オリオン座が絵に描いたごとくきらきらしていたので、またふと『東京の空の星は……』を思い出して、「あ、見えないこともなかった」と思った。無責任でいいなラララ〜♪と歌いながら帰った。坂道だから超疲れた。スマン志村、見えないこともなかった。

きのう、仕事も本当の意味でおさめて(泣)、でもまだまだどこでも行くのだ、止まってる場合じゃない、これからこれから、と気分を新たにしていたとこだった。フジはまだ四枚しかアルバム出してない。志村だって、他の三人だって、これからこれからだった。はず。
フジファブリックというバンドの続きがもうないことが、まだ信じられないけど切ない。

訃報を知ってすぐ、(さすがに動揺のあまり)mixiの書き込みをひたすら見ていった。
やっぱりみんな「信じられない」と書いてた。ちょっと時間がたって、夜中にまた見た。
誰か嘘って言って!!というのをいくつも見た。
でもその後も、嘘だろとかありがとうとかの言葉がループしていくだけだった。だって嘘じゃないんだもん。
コロニーで超至近距離で若干直視できなくて半笑いで見たよな〜とか、大不評すぎた金髪とか、別れた彼女の留守電エピソードキモかったよな〜とかカラオケで歌ったよな〜〜〜とか思い出した。

その志村が死んじゃったんだってさ。

なんだそりゃ、と思ったら突然泣けた。
悲しいとか残念とかじゃなくて、なんだそりゃ、と思って泣いた。自分でも驚くぐらいにどわーーーーっと泣いた。おいおい志村、そりゃないよ。フジどうすんだよ。死ぬなよ。悲しいとかじゃないって書いといてアレだけど、後追いで猛烈に悲しくなった。大号泣した。悲しいから泣くけど泣いても生き返らないけどみんな書いてたけど「嘘でした☆」とかないのはわかってるけど、死なないでほしかった。

けさ(昼だったけど)目が覚めて、あ、夢じゃなかった……と思った。
目が覚めたということは、今日も私は生きていて、でも志村正彦はもうこの世にはいない。
で、志村はなんで死んだんだろう。わかりません。考えてもしょうがないことだ。でも考えちゃう。
不思議なことだ。それで私はとっとと彼の歳を越えていく。たぶんだけど。

生と死の分岐はいつ誰が決めるんだろう。
本当はいつでも足元に転がっている生と死を分岐するスイッチを、なんで忘れたまま生活できるんだろう。みんな暮れには当たり前にカレンダーを買うけど、それはこの先の時間を疑わず「予定」を生きるためで、でもなんで疑わないんだろう。生き物はそういうふうにできてるんだろうか。不思議なことだ。

おーい志村。悲しいよ。

せめて、そっちでも元気で……って言うのかわかんないけど、安らかに。



writer: モニコ

えらそうな人に会ったら言うんだよ「みんな同じでみんなばかです 」

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