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T A N K A !! 2

実は2だか3だかもうわからない(適当だな)

ずいぶんログを押さえてないことに気づいて、とりあえず慌てて拾いました。
手元のテキストで作ったけど出してないのと、
直でぽいっとツイッタに書いて手元に控えてないのがごっちゃになって、

ぜんぜん わからない!(管理しろ)

とりあえず「このへんでダブリ含めて押さえたんじゃないか?」
ていう雰囲気のところまで貼ります。

意外と多くてビックリシターヨ! こんなに作ってたんですね〜

ちなみに、好きな歌人はとくにいません(好きな詩人は多いけど)
小学校の時百人一首クラブだったけど、地域的に下の句しか知りません。

Q ではなぜ短歌なのか? 
A さあ…



愛想を握り潰した手に残る、よだかの星の最後一行

どうすれば良かったなんて言うなよなサイダー捨てる十月の海

部長ってヒトの目がつり上がるのをただ見てた、あー鳩が飛んでく

腕時計壊してそして出て行くよ「05:12」忘れないでね

「口にしたことがないことだけ言う」とルールに沿えば無言のふたり



ノックでは厚さ測れぬ窓らしく、見えているのにあの子は独り

この白がいいねと君が言ったから10月2日はしろくま記念日(大胆なパクリ)

see youとラジオが告げた僕もまた会おうと告げた、それきりだった

鮮やかなギターポップのような嘘悲しいふりもすぐにばれるよ

悪意はいらない善意も難しい好意と敵意そのあたりなら



冷えたマヨネーズの星形の口で絞ればすべて許される朝

夢かあ、と、つらくなるよな甘い夢でも夢なれば見たいと思う

ところでさ、うさぎはなんで月までも行って餅とかついてるんだろ?

太陽にお願いしたくスカパラをプレイリストに入れる休日

百万回跳ね返りなおFMの電波は声を守るのでした



真夏日も終わる終わると予報士が型落ちさせて新しく、秋

真似てみたマルボロもくそまずいだけああ夜更かしの意味もないなあ

まだ月がありますからと駅員の切った夜行の切符ひそかに

切れかけの白熱灯で本を読む、近視、九月の歪んだ背骨

街角で何か言う人の数だけ耳は塞がれ風が鳴るだけ



星もない道を慣れない靴でゆく夏至の記憶にきみの名もない

知らない窓のカーテンのゆれかたが羨ましくて牛乳を飲む

そこまでは連れていけない手と知って傘は燃やした濡れてゆくだけ

去らないも去るも嘘つき責めたとて君は勝手に最後とか言う

空を見る左の目玉干からびて雨待つわれは草木となりぬ



白日夢見ながら書いた顛末書「以上」で覚める謝罪をどうぞ

夏ゆかず戻らず台風8号の大きな時計ねじを巻く音

満ちてもう欠けゆく月が味方するからゆっくりと明日まで眠る

八月は八月のまま透けてゆく何も映さぬヒグラシの羽根

見たことのない手を握る夢を見て安堵する夜あすは日曜



冬までに百数えたら忘れます、また数えてはまた忘れます

晴天のホリゾントだけ眩しくて冷たい台詞ばかりの舞台

自分から渡っておいて橋の上振り向くなとは君は言わない

笑わなくなったひまわり笑わなくなった僕らの二年と少し

たったいま、いま鳴きやんだ虫の声、聞いてしまった聞いてしまった



大切な日ばかり増えて大切でない日がなくて息ができない

言葉ことなりて小箱と鳩のことジェスチャで話すまごころの言

「もしもしとじゃあねの間」今の話にもし名前をつけるとしたら

盗ってきた駄目な自転車ハンドルを傾けたまま月まで走る

ギブアンドテイクじゃなくてギブアンドギブがただしく世界を回す



明日から僕はオバケになる予定。ふらりどこかで、また、会いましょう

頷いて握るバールのような物、かわいい嘘だ「開かない」なんて( RT agemaki1729: )

きみはもう打たないと言うカウンター、クロスの相手はまだいるだろう

言葉など尽くし尽くしてまだ余りひらきつづける距離とメモ帳

干からびたみみず黙して「し」の形立ち往生に夕立は来ず



近況を写真一葉にて送る、みんみんみんと蝉が言うので

でたらめに高い窓より木星を故郷に見立て電話をかける

聞いたのは蝉の声だね、そうですね、ほとんどが嘘真夏の聴取

秘密主義、言ったあの子のポケットはふくれて何も入れられないの

嘆くのがうまくなったねつまんない人になったね君のことだよ



プラ定規ひとつ記憶の闇の底測れど飽きてプリッツかじる

争点に沿うて躁転ちっぽけな呼び名はいらぬ蒼天のもと

覚えてもない手紙です、七月の暑さについて…書きましたかね

長針の真っ直ぐ立ってパブロンが夜の翼を寝床に溶かす

水をやる育てるためというよりも育つのをただ見つめるために



とりあえずとか言わないでそれにしてそれしかないと思って決めて

戻るはない、進むもまだももうもない、今しかないよ、好きに生きてね

消音で夏の夜にフルハイビジョン何も知らないふりする遊び

きみがひとりでないことを願います[73.3メガヘルツ]

朝五時に落とした名前おそらくはとうに鋤かれて羊が食った



夕立がせえの、で鳴らす窓薄く冷える心にまだ傘はなく

十二支に入れなかった猫の背の伸びて縮んで夏休み来る

一番でないものは一番でないけど一番でないものである

ロストしてもう拾えない四分音符取り戻してもうまく鳴らない

夏風邪に応えて溶ける氷嚢の見せる太古の海底の夢



こわがりな僕ら離れることでしかこわくなくなる術がなかった

ていねいに揃えたすずめの赤い足たまに眺めて仕事は多忙

緑色と信じていたあの色はほんとは何色だったのでしょう

明日はもう会わないことにするのだと今決めたこと今聞きました

インサイドアウトかアウトサイドイン鏡ではない共喰いなんだ



ザッピングしすぎて痛む左耳押さえて街を切りぬけてゆく

雨のせいですかね、そうね、そうでしょう、眠れませんね、雨のせいです

放つ矢に毒を塗る手の器用さに見とれる鳥がいると思うな

息継ぎが足りず鼓動は加速する取り急ぎ生きていますと書く

置いてきてしまったものを知っている六月のイタヤカエデの根元



息を殺して明かりを消して居留守同じ名前の誰かが来てる

もういいよと言って日めくり破ったらもういいなんて言えなくなった

お別れのベル鳴り止まず花束を渡しそびれた永遠の冬

春夏の境をまたぐ空がありわざと遠くに傘を忘れる

尻尾の切れたとかげのように思う何度目かの再生の朝だ



かくれんぼしている生まれてもうずっとしている鬼が誰かも知らず

本当は手繰り寄せたい服の裾ほつれた白い糸すら怖く

諦めろ、知らない駅の改札に消える切符が早口に言う

遠吠えのパイオニアたる野良犬の吠える理由は特別にない

なめらかに生きるコツだけ覚えたら右手の指先が透けて見えた



エバミール包んだ手紙気休めに届く日曜湧かすコーヒー

幸運を願うことしかできぬので長い吊り橋渡っています

夏至間近出た芽はいまだひとつだけ暮れ方長く鉢をみつめる

玄関を開けて誰かが出て行ったのに誰も誰だか知らないの

使用禁止の遊具には陽が当たり鳩がくるくる仲間と話す



ざらざらとパイプ枕を干しながらペンネの味を考えている

たいそうなことではなくてただやるかやらないかだけ曇天のもと

地下鉄のホームはいつでも風が吹いていて内なる気圧配置を変える

忠告の返事ヨーグルトのふたを舐めるついでに舌出しておく

約束のタグ焼き切ったライターの青かった火はもう赤いだけ



そんじゃあね、好きなんだけど狭すぎる宇宙は広いし絶交しよう

ピーナッツ埋めた鉢から芽を出した穏やかな日々がきみを殺した

ロータリー照らす六灯輪をつくり始めと終わりの手伝いをする

もうちょっと長く深くと息を吸うまだ潜るため底を見るため

365分の1じゃなく選び選ばれ今日のあること






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writer: モニコ

えらそうな人に会ったら言うんだよ「みんな同じでみんなばかです 」

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