私が島時代から育てている木(名をパキラという観葉植物)。
ふだんは我が部屋のレンジの上でくつろいですごしています。

これ
午後になるといちばん日光が入るのは一階の玄関ロビーなので、休みのときはそこに置いておいたりするんですが、それが大事件を起こすことになるとは彼ら(ていうか私)は知る由もなかったのです——。
夕方、日が落ちたな〜ってぐらいにパキラ氏を回収にいくと、その鉢植えの下にメモがはさんでありました。私はすぐ「大家さんからの伝言であろう」と思いましたが、(大家さんはそれが私の鉢植えだと知らないので)書かれるとしても「ここに鉢植えを置くな」ぐらいの内容しか思いつかないシチュエーションです。
でも、気のいい大家さんがそんなことを書くでしょうか?ほかの鉢植えも置いてあるのに…
私は不思議に思いつつ、そのメモを手に取りました。

『(要約)これってアレじゃないですか?誰のものなのか教えてください』
まさかの大麻疑惑ですちょ……
いや、ちょ……
_|\◯ノシ <なんて言ったらいいかわからない!
とにかく、まあ、
なんという誤解でしょうか。そんなものを玄関で堂々と栽培する奴なんかいません。わざわざかわいい素焼きの鉢に入れる必要もありません。ていうか、そもそも大麻じゃありません。
私は大家さんの家(となり)に行き、「あの〜、コレふつうの観葉植物ですから」と説明しました。大家さんは「でもよく似てるけど……」とか「どこで買ったの?」とか心配そうに言いました。私はそこで新たに『そもそも似てねーよ』という事実にも気がつきました。
あれ、草じゃん。これ木だよ、大家さん……どうしたらコレがアレに見えたんだ、大家さん……。
買った経緯を話したら大家さんは納得してくれたようで「ならいいけど、びっくりしたのよ〜」と笑っておられましたが、ひとつ言わせてもらうと、びっくりしたのはむしろ私です。
てか、通りすがりにメモだけ見た人は真相を知らないので、「アレはアレではなかった」って説明してもらわないと、私が危険人物みたいに思われるじゃないか。そこらへんはどうしてくれるつもりなのか、大家さん。
とは大家さんがいい人なので言えませんでしたが(肝心!)
なんつーか 知らぬ間に通報されてなきゃいいな と思います。ジーザス。
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