♪探してたそーらぁーはー ぼくーの居場所ー
のあのわの名曲「もぐらは鳥になる」を聴いていて思ったことがある。
この曲を要約すると、『これは一匹の小さなもぐらの物語……空に憧れ続けた彼はついに決心して外の世界を目指したけれど中略ゆれる蜃気楼ー』みたいな感じで(だいたいあってる)、展開は「よだかの星」にも似ている。
よだかは星になった。もぐさんはたぶん蜃気楼になった。
地上の生き物は天空にあこがれ、ついに美しい光系統のものになる。
……その逆はないのか?
こんなにいろんな生き物がいて、憧れはいつも地上→空の一方通行というのは考えにくい。憧れは相互作用である。見つめられたら見つめ返す。見上げられたら見下ろさないといけない(気がする)のだ。
鳥「空とかいうスカスカした場所より土の匂いが好きなんですよね」
鳥「でも地面で暮らすには、この足じゃ接地面があまりに少なくて不安…」
鳥「でもほんとうは我々だって土が(略)」
みたいな。
鳥さんの気持ちを自演してみて「空がスカスカしている」っていうのは、これは動機としてなかなかありうるんじゃないだろうか。
なので、もぐさんと逆の筋書きを考えてみる。
『これは一羽の小さな鳥の物語……空のスカスカ感が心もとなく、地上に憧れ続けた彼はついに決心して雲の隙間から舞い降り地上を目指したけれど……』

こうなるだろうな
【結論】 鳥はもぐらになれない
これ以上長くなるとダレるので説明はしない。
簡潔にいうと「いろいろ想像をめぐらせてみたけど、地面の安定感ぱねぇ」ということに尽きる。ゆるふわ感が天空にもうぜんぜんかなわない。
空のずっと向こうには、何かキラキラしたものがあるかもしれない。
深い深い土の下には何があるかというと、
まあ、ふつうにマントルだよな、ということです。
_,,,
_/::o・ァ <この記事はフィクションです
∈ミ;;;ノ,ノ
ヽヽ
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