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そうだ、鎌倉行こう4(江ノ島編・後)

これの続き。



ひろーいサムエル苑と微妙な高さの江ノ島タワーを離れ、再び島の中を走る路地へ。一瞬でそれまでのアメリカ感がなくなる。

個人的にはここからが本番。
なぜかというとタワー周辺→岩屋方向に向かう道が、島の中でも一番雰囲気の好きなゾーンだったからです。


わあ時間が止まっているみたい…(実際には13時過ぎとか)




このゾーン、閉めてるだけなのかつぶれたのか不明だけど、やってないお店とか普通の民家(の空家)がけっこうある。島の入口〜タワーあたりの賑わいに比べると随分ひっそり。昭和よりもっと昔の昔。



-----   む 痕跡が…



そういえば、思ってたよりにゃんこに会えなかったんです…

それも「何者かが江ノ島の猫を連れ去っています!不審者に注意!」みたいな張り紙があちこちにしてあったのだよ!本当なんだろか。そいつのせいなのか。そんな不届き者は一日に三回むこうずねをぶつける体質になればいいとおもう。



  殺伐としてきたので突然の生しらす丼(950円)


江ノ島といえば生しらす丼!らしい(当日知った)。
海の状態によっては食べられない日もあるけど、この日はどこのお店も「生しらすあります」という自信に満ちた札が出てました。相場は900〜1500円ぐらいだったか…

入口のほうに有名店?なのか、生しらす食わせろ!っていう人々が並んでるお店があり、あそこじゃなきゃ食べられないのかなーと思ってたんだけどけっこう島中で食べられるのでした。

名物なら食べたい!
というわけで通りすがりの「遊覧亭」というお店に入る。

感じの良いおばさんに「眺めのいいとこ空いてますよおー」と声をかけられ、それなら入ります…( ゚ ρ ゚ )と席についたら本気で海風に吹かれながらごはんが食べられていたく感動しました(全開すぎて最初窓ないのかと思った)




ウルトラおいしかった。
しかし、ナマモノがだめな人はこれ絶対だめな食べ物だな…と思った。
磯の香りを通り越して大海原の味がする。なるほど釜揚げしらすの必然性…






↑で、ついに島の裏側?に出ました。うおーー 海ーーーーーー





この岩場が楽しすぎて小一時間ぐらい遊んでた。
波(けっこう激しい)が岩の間からぶっしゃあああって出てくるのを眺めたり、すごい速さで逃げるカニを眺めたり、乾いてる巻貝を潮溜まりに投げ込んだり、

日に焼けた。


日光に当たりすぎてくらくらしたので、洞窟(岩屋)にいってみることにする。

最初に書いたとおり、ワタシは江ノ島がどういう構造なのか(この時もまだ)まったくわかってなかったので、この岩屋っていうのもただの穴ぐらで冒険気分になろうぜ!みたいな場所だと思ってた。





十一面観音像と弘法大師像。



おお…

こら大変だ。ものすごい神秘的だ。

岩屋内の説明書きによると、この洞窟こそが江ノ島の信仰の起源だそう。
突き当りに、ものっっっすごい古そうな石のほこらと狛犬(子連れ)がいて、ぴちょん…ぴちょん…とどこからか水が落ちてきてて、スイーーーーとひんやりした風が吹いてくる…


お、おぅ…(なんかびびって写真は撮れなかった)


こら大変だ……ほ、ほんとうに日本がそんな昔からあったなんて!!!
(道内における日本の歴史は明治ぐらいからしか実感が難しいのでカルチャーショック)

ちなみにもう一つの突き当りには「古代より、この先の穴は富士山の麓の氷結に繋がっていると言われており…」みたいな気の遠くなる説明書きがあり、それにも度肝を抜かれて、

こ、古代のひとたち!!!

と叫びたいような謎の衝動にかられて、なんてことだ……と思いながらヘロヘロと岩屋をでました。
叫んではいない。



  おちつけよぺろぺろ


↑飼い猫さんでした
三毛だから、祖先が船に乗っていたのかも(現役ということも…)

日が暮れてきたので来た道を引き返す。
ご飯食べた食堂の前におばさんが立っていたので、どうも〜と会釈すると「その先を左に曲がると島から出るの近道ですよ〜」と教えてくれた。い、いい人ー!!

言われた通り進むと森を抜ける道に入る。
そこの森がまたなんとも言えずきれいな所だったので、ふむ…ここのことは覚えておこう、と呪文を唱える。ワタシはたまーにこの超ピンポイントの「覚えておこう」を使う。場所だけじゃなくてその瞬間の五感と時間込みで、これは覚えておこう、と思う。すると不思議と本当にその瞬間を忘れない(ドヤ)







島の入口まで下りてきた。
せっかくなので、普通の住宅地⇣にも侵入してみる。猫が見たい一心で。
白黒のお二人を発見してちょっと遊んでいただく。




⇣ついでに、貼り忘れてた長谷寺の主も貼ってしまう



⇣あと駐車場にいたお二人 かわいいのう…




みなさん気前よく触らせてくれた。
ちょっと岩合さんに近づけた気がして嬉しかった(そんなわけない)



駅まで歩いて、江ノ電に乗る頃には日が沈んだ。
近さを思うとちょっとそこまで感がすごい気もするけどいい旅でした。
みんなは日本史を学んでから行こうぜ!

終わり。




ちなみに

⇣この二日間でもっとも注意を払ったもののひとつ





……。


足元ばっかり見るな!奴らは上から来る!ていう忠告と思われます。
ハンバーガーとられてる人とかは別に見なかったけど。


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